合唱団白樺は1950年7月に誕生した。
ロシア語を学ぶロシア語友の会を母体とし、 北川剛 を指揮者に迎えて、ロシア民謡・ソヴィエト歌曲の普及活動を開始。翌年から訳詞活動を始め、 ロシア・ソヴィエト歌曲の合唱曲を日本語で歌い続けている。

 1955年、ショスタコーヴィッチのオラトリオ「森の歌」を訳詞(共訳)、日本語 での初演に参加。その後、蒲生眞郷を中心に訳詞活動を展開し、今日まで約400曲を訳詞した。
 1983年から「ロシア・ソヴィエト合唱曲の系譜」に取り組み、1999年まで80曲以上を訳詞して初演し、ロシア篇を終了。現在ソヴィエト篇の作曲家作品を研究中。
 1952年に第1回演奏会、1954年から日本のうたごえ祭典に参加。
 1958年からは全国各地で100回を超える労音例会に出演。 
 1981年、ソヴィエト公演。25日間かけてモスクワ、イルクーツク、ノボシビルスク、 ハバロフスクなど10会場で日本の歌と踊り、ロシア・ソヴィエト歌曲を日本語で歌い上げた。
 1982,1984,1987年にオラトリオ「森の歌」公演。
 1988年、交響賛歌「やまがた」東京公演。
 2000年9月23日、東京文化会館で50周年記念演奏会を開催した。 ボリショイ歌劇場バス歌手アルトゥール・エイゼンをソリストに迎え、うたごえ喫茶でおなじみの「ヤギさん」こと青柳常夫、 日本唯一のロシア民族楽器オーケストラ「東京バラライカアンサンブル」(北川つとむ指揮)らもゲストに迎えて、大音楽会を主催した。
 2002年8月第2回ロシア公演。サンクトペテルブルグ、ノヴゴロドでは、由緒あるフィルハーモニーホールで、ロシア国立バラライカオーケストラ(ホフロフ指揮)と共演。モスクワでは中央放送局内スタジオでロシア民謡アカデミー合唱団(クツーゾフ指揮)と共演し、この模様はNHKニュースで全国に放映された。
 2003年12月、新宿区の特別養護老人保健施設「デンマークイン新宿」でクリスマス・コンサートを開催。以後、ほぼ毎年コンサートを開催してきたが、2020年2月に予定したコンサートがコロナ対策で中止となり、現在に至る。

 2006年《ロシア民謡フェスティバル》を開催。2/18 春の合唱交流会(パルテノン多摩)、シンポジウム 3/18 「1.ロシア民謡の今」 5/13「2.ロシア民謡の魅力」 7/22「3.ロシア民謡の需要と伝承」 9/30 「4.ロシア民謡の可能性」、 11/25 《ロシア民謡フェスティバル》大音楽会(東京文化会館)  
 2008年9月、第3回ロシア公演。9/18サンクトペテルブルグ、9/? ノヴゴロド。ロシア国立バラライカオーケストラ(ホフロフ指揮)と共演。ロシアの国有テレビにてロシア全土に放映された。
 2010年9月25日 60周年記念演奏会 第55回定期演奏会(東京文化会館大ホール)では、ロシア国立アカデミー合唱団と共演。
2013年9月第4回ロシア公演。9/15 ウラジオストク(労働組合文化会館)合唱団キジバトと共演、イルクーツク(ガガーリン記念文化会館)ガガーリン記念合唱団と共演。

 2011年3.11東日本大震災で被災した各地に出かけ、支援コンサートを開催。2011年9月 奥州市、花巻市、2012年7月気仙沼市、石巻市、仙台市、2014年1月南相馬市、2014年8月奥州市、2015年6月奥州市、いわき市、2016年8月~2019年11月までは南相馬市を中心に「うたう会」を開催。その後は、コロナウィルスによる緊急事態宣言によって中断している。

 この他、2011年6月にたんば篠山公演、2016年11月、2018年6月に愛媛公演、2019年北川記念ロシア民族楽器オーケストラの10周年公演への賛助出演などの演奏活動、小・中・高等学校公演、ラジオ・テレビ出演、映画主題曲の吹き込み、レコード・CD制作、合唱曲集の発行など多様な活動を展開している。