北海道演奏旅行にいってきました!


8月20日から23日、総勢38名でにぎやかに旅をし、歌をうたい、飲み会もやってきました。今年の北海道は暑くて、冷房のないところも多いだけに、みんな疲れました。でも、収穫も大きく、楽しい旅でした。

8月20日:曇り、急に土砂降り
 


20日は、日本のうたごえ祭典さっぽろ合唱発表会で"聞けよ”を演奏。
合唱団白樺のオハコの歌です。CD第3集にも収録しました。
結果は、合唱団の部(b)で見事第2位。つぎのような講評をいただきました。

〜〜〜〜〜
「練り上げられた重厚なハーモニーが合唱らしい美しさを感じさせた。テナーのソロも立派な演奏。フレーズの始めの歌いかたや女声の高音部分の響かせかたをさらに研究してもらいたい。」
〜〜〜〜〜

楽屋やロビーに冷房がなくて、衣装をつけての演奏はたいへんでしたが、ホールは冷房もきいていてほっと一息。演奏は、アカペラですが、思い切って表現ができたと思います。私達にとっては達成感のあった演奏でした。

夜になってからものすごい驟雨。ロビーが暑いので、会場の外の芝生の縁にズラーっとならんで、わいわいお弁当を食べたのも、楽しい思い出です。暗くて何を食べているのか、しっかり味わってみないとわからないというのも、なぜかやみ鍋的で面白かった。
 





8月21日:晴れ時々曇り、夜には月が!
 


21日は午後30分ほど練習をして、夜6時から石山緑地公園で「うた祭り『星ふる夜に・・』」のオープニングコンサートに出演。「夏至祭りのうた」「聞けよ」の2曲を、関西合唱団、北海道合唱団などといっしょに、木内さんの指揮で歌いました。

木内さんの指揮はわかりやすく、楽しい指導をして下さいました。聞けよは、練習の時に白樺風の歌いかたではなく、自分流にやります・・とおっしゃったのに、本番は白樺が最前列にいて、かなり白樺流で指揮者をひきずったようでした。(陰の声:やったぜ)

午前と午後の空き時間に、それぞれ精力的に遊びまわったようです。小樽にお寿司を食べに行った10人、食中毒もせずに「おいしかった!」。裳岩山にタクシーで登って徒歩で下山してきた8人、ちょっと疲れたようでした。二条市場にカニを買い出しにいった4人、「中毒騒ぎでカニがやすくてよかった」そしてまじめに企画会議をしていたのは何人だったのでしょう。(9人です!くやじー:まじめに会議していた人の声)
 


(ちゅうまり:「タキジ」ってだれ?)

日が傾いたころ、石山緑地に到着。石切り場のあとでしょうか。ダイナミックに切り込みのはいった石の舞台、幻想的に月と星がのぼり、舞台にスポットがあたり、演奏会がはじまりました。思いのほかというか、期待通りというか、素晴らしい音響で切通しの中が音に満たされてゆきます。

「祭りの夜は待ちくたびれた頃」という夏至祭りのうたの出だしの歌詞のとおりのオープニング、太鼓や北海盆踊りもまじえて、変化に富んだ演出もすばらしかった。
そして終わった後のうちあげ。木内先生の指差し指揮も、さっそく物まねで登場し、夜遅くまでおおいに盛り上がりました。
(ちゅうまりの声:石切り場のようなステージはすてき。でも蚊にさされて痒いのなんのって…もう。)
 


石山緑地公園 ステージにて

8月22日:曇り、少々小雨
 

22日は日本ユーラシア協会札幌支部の合唱団リャビーナとの交流会。

ロシア語でロシア民謡をうたう合唱団だというので、白樺としてはやや緊張気味。朝から二日酔いもなんのそのと猛レッスンをして12時に会場の豊平館(ほうへいかん)に。重要文化財だというので、ピアノも机も全部引きずらないで持ち上げながら、会場を設営しました。

リャビーナはななかまどの木のこと、日本では「小さいグミの木」のようにグミと訳詞されてきました。なぜかゆれる、細きななかまど・・では歌いにくいので、同じ赤い実のなるグミに置き換えられたのでしょう。合唱団リャビーナは、一生懸命ロシア語を勉強しながら歌をうたっている熱意あふれる演奏でした。

指揮の中川先生が「聖なる湖バイカル」を歌ってくださいました。かがやきのある声で声量もゆたか、その上聴衆を楽しませてくださるユーモアあふれるパーソナリティ。十分に堪能しました。

白樺の演奏は次の通りです。

@モスクワ郊外の夕べ
Aけし(混成8部)
Bやなぎ(女声合唱、ロシア語)
Cカリンカ(テノールソロつき男声合唱)
D道(バスソロつき混成8部)
E百万本のばら(混成8部)
Fアムール河の波(テノールソロ付き混成8部)

このほかに、原爆症でなくなった佐々木貞子さんをうたった「おりづる」を歌唱指導し、皆で歌いました。このうたは、ソ連からきた児童合唱団が歌っていたものを白樺で採譜し、訳詞し、編曲して歌っているものです。

終わって片づけをし、ただちに定山渓に向いました。途中で食べたとうもろこしの甘くておいしかったこと!力を出し切っての演奏で、しかもお昼ぬきのケーキだけでがんばったのですから、よけいにおいしかったのです。

その後はご推察のとおり温泉と宴会。

8月23日:曇り時々晴れ


最終日23日は、洞爺湖と支忽湖のバス観光。ポピュラーなコースですが、北海道の大自然を十分に楽しめました。個人で、あるいは夫婦で、別行動をした人もあり、前日に直接東京に帰った人もいましたが、大半は最後までなごりを惜しんで、夜の飛行機で羽田に帰りました。

旅館の前で「ハイ、ポーズ!」

「後ろに見えますのが、洞爺湖でございます」
                (By おおまり)