20011110(土)  
14:15開場 15:00開演(17:00終演)
新宿文化センター 大ホール

 当日は雨にも関わらず、入場者数は1,621人と久しぶりに1,600人の大台にのりました。また、パンフレットが足りなくなるという、うれしい誤算も。2階席もほとんど埋まっており、ぎりぎりまで券の配布をがんばった甲斐がありました。


      
プロローグ -舞踏-
ピアノ:石川真澄 アコーディオン:中山英雄 バラライカ:東京バラライカアンサンブル
 野に立つ白樺■生命力のあかしである白樺の小枝を持ち輪舞(ハラヴォード)

第1部 -愛唱歌-
指揮:中山英雄 ピアノ:石川真澄
 コサックは口笛を吹いて■馬を大事にしたコサックの明るくテンポの速い曲
 かわいいお嬢さん■(女声)優しく切ないショスタコーヴィチの作品
 月夜■(男声)美しい故郷を歌ったウクライナの叙情歌
 白樺■第二次大戦中ソビエト国民が守り抜いたモスクワを白樺の木に寓意

第2部 -合唱曲の系譜 総集編 その1-
指揮:藤本敬三 ピアノ:石川真澄
 白帆■激しい生涯を生きた作曲者を彷彿とさせる厳しい曲
 うぐいすよ■近づきつつある厳しい冬を前に春まで別れを告げる
 リラ■不協和音かとも思われる微妙な音階が細かいリラの花を思わせる
 ■冬将軍の到来で激しい雪や風にたたかれても力強く闘う森を歌う
 むなしい仕事をすてて■自由に生きることの希望に満ちた明るい歌

第3部 -日本の歌-
指揮:藤本敬三 ピアノ:石川真澄
 冬から春へ■東北の厳しい冬から春になることの喜びの歌
 ほたるこい■(女声)ほたるとりの子供達が近づき遠ざかってゆく
 最上川舟唄■(男声)船頭達が最上川を下り歌う力強い掛声つきの舟歌
 五木の子守唄■熊本は五木地方の子守りの貧しさを歌った民謡
 待ちぼうけ■うさぎを待ち続けるなまけものをからかい戒めた歌

第4部 -バラライカの調べとともに-
指揮:北川つとむ、ドミトリー・ホフロフ、藤本敬三 ピアノ:石川真澄
アコーディオン:中山英雄 バラライカ:東京バラライカアンサンブル
白樺と歌う合唱団、東京工業大学向岳合唱団

 古き菩提樹(バラライカ演奏)■クリコフの幻想曲より
 ロマンス(バラライカ演奏)■短編小説『吹雪』によせた曲

 モスクワ郊外の夕べ■夕暮れが町をつつみこんでいく様子を想起させる
 小さいぐみの木■自由にならない古い社会での恋人達の心を木にたとえた歌
 アムール河の波■シベリアを流れる父なる河アムールを歌ったワルツ
 広きドニエプルの嵐■暗く重い方の代表的なウクライナ民謡
 ステンカ・ラージン■帝政に反逆し処刑された実在の英雄の歌
 若きシベリア■流刑地だったシベリアもソビエト時代は夢のある開拓地でした
 百万本のバラ■アンコールにはリクエストの多かったこの曲   


 
update 2001.11.15