11月12日は、新宿合唱祭。いつもの歳の合唱祭だと、たくさんの 合唱団が出演して、玉石混淆の感あり!
1曲歌って持ち時間終わり というスタイルでしたが、今年は、創立20周年ということで、 特別企画でした。
新宿区合唱連盟の42団体中30団体と個人参加 あわせて700人の出演者、15人の指揮者とピアニスト、これを 合唱団の枠を超えて6つのステージにまとめるという企画でした。そのなかで白樺は、トパーズとともにユニークな(?トパーズは ユニークかもしれないけど、白樺はオーソドックスといってほしい!) 活動をしてきた団体として、特別のレクチャーコンサートの枠が 与えられました。
合唱団白樺は、ロシア民謡の解説と3曲、「百万本のバラ」、「カリンカ」、 「ボルガの舟曳き歌」。 サラファンとルバーシカの民族衣装、レクチャーの役割を最小限果たす解説、そのために、バラエティに富んだ選曲で臨みました。
いつものとおり 文句の多い白樺で、解説を書いてナレーションをしたT子さんは、 批判の矢面に立たされて、大変だったと思います。でも、そのおかげで、 レクチャーしたい気持ちと、歌で勝負したい気持ちとのせめぎ合いの なかで、とてもバランスのとれたよいナレーションになったと思います。
12時50分にリハーサル室集合。声だしをして、百万本、カリンカ、と 声を合わせる練習をしたところに、指揮者の藤本先生が息せき切って 登場。
トパーズがリハーサル室前に集まっている中をかき分けての 出陣だったとか・・・・楽屋で着替えと化粧。今回はじめて出演するなおちゃんは、ふだんどおりの 地味なお化粧で、おばさんたちによってたかって指導されて、「恥ずかしい!」
でもきれいになったよ!なおちゃん! お父さん、お母さんも聞きにきてくださって、「心配してたけど とてもよかった」といってくださいました。なおちゃんも、ふるえながら新宿文化センターに入っていって、 ふるえながらリハーサルをして、おまけに濃いお化粧をさせられて、 びっくりしたけど、でもすごく充実感があったといってます。よかった!
若い人たちに、白樺の伝統を受け継いでいってほしい。そういう 若い力がどんどん育っていってくれているようで、最近の白樺 の力になっています。白樺の出演のすぐあとがトパーズ。衣装を付けたまま客席に入って トパーズを聴きました。トパーズのこんなに長い舞台ははじめて。
そしてライオンキングから百万本のバラ、そしてぱらぱらという まとまりのある構成もので、楽しく見物できました。
でも、一言いわせて貰うなら。 すごくきれいだし、振付と衣装の早変わりがよくあっていて、さすがと 思いますが、歌詞が聞き取れない。合唱のよさは、言葉と気持ちを 訴える力であって、けして衣装や踊りではない、ミュージカルにするなら もうちょっとレベルアップしなければ、見ていて疲れました。